ビリーグラハム宣教大学院のトム・レイナ博士は、はじめて教会に訪問した「新来者を再び教会に来させない言葉の失敗」があると教えています。
1.「そこは私の席ですが」この言葉は説教奉仕のためにある教会を訪問した時、博士が直接語られた言葉で、その信徒は博士が説教のために訪問されたことを知らなかったそうです。勿論、博士が紹介された時、その信徒は非常に恥ずかしくなり、博士も再びその教会に行きたい気持ちにはなれなかったそうです。
2.「もう礼拝は始まりました」この言葉は「あなたは礼拝に遅れたので、礼拝の妨げです」と聞こえます。このような光景を直接見たことがあり、その家族は再び教会に来なかったそうです。
3.「旦那さんとご一緒ですか」この質問は「この教会は独身者たちを歓迎しません」と言っているように聞こえるそうです。
4.「この教会では違います(それはうちの教会には合わないでしょう)」教会ごとに礼拝スタイルに違いがあると思います。すべての人の自由な行動を受け入れるのは難しいですが、配慮あるガイドが必要であると思います。本質以外に関しては、寛容に、柔軟に対応したいものです。
5.「この人の前を通り抜けて中の席に座ってください」初めに来られた方にこのように対応するよりも、むしろ既に通路側に座っている信徒たちが中の席に移るか、先に座る方はなるべく中央へ座ると良いでしょう。私たちは神の御前に礼拝するために集まっているのであり、暗い映画館の指定席で映画を鑑賞するために集まったわけではないからです。
6.「家族が揃って座る場所はありません」博士は数週間前、このような対応と正反対に家族を迎えてくれる教会を訪問した経験があると言います。大家族が教会に訪問した時、教会の信徒たちは彼らのために喜んで席を譲っていたそうです。このような小さな配慮が新来会者たちの心を落ち着かせ、再び教会に来るように備えさせます。
7.「あなたの子どもを静かにさせて」この言葉は「あなたの子が礼拝を妨害するうるさい存在なので出て行け」と言われているようで、再び教会に来られなくなるでしょう。礼拝者みなが隣人に配慮する温かい言葉でお迎えしたいと願います。
ある本に記されていた文章を抜粋しました。来週はクリスマス礼拝。たくさんの新しい方をお迎えします。説教も、プログラムも最高の準備を整えます。会衆席に座られる方々も、一緒に礼拝を作っていきます。すべての方を心から歓迎する最高の礼拝をお捧げいたしましょう。