オリーブの木の下で
☆今年の流行語大賞は「神ってる」だそうです。それほど耳にした記憶はないのですが、「神ってる」ほどの事がなければ広島の優勝はなかったということでしょう。金銭的バックアップが少ない市民球団が優勝するということは感動です。個人的には、私の人生ほど「神ってる」人生はないと感謝しています。近年「神」という単語がよくつかわれるようになり、その度ごとに「神」の存在が軽くなっていきます。身近に感じることは素晴らしいことですが、神様の領域から人間の領域に引きずり降ろしてしまっているように感じます。身近でありながら、畏敬の念を感じる創造主なる神様に近づきたいと願います。
先日読んだ本からの抜粋です。
『幼少期に形成される甘えが、日本人の場合、大人になってからもさまざまな行動パターンの根底に残っているのではないかということです。たとえば、「ひねくれる」、「すねる」、「ひがむ」など、少し委縮した感情が、本人が思っている以上にその人の中で幅を利かせていたり、甘えが必ずしも言語化されないまま、社会関係の中で重要な機能を果たしていいたりします。・・・親しい神さまイメージを取り込んでいる人は、甘えの気持ちをあまり抱かず、厳しい神さまイメージを取り込んでいる人は、屈折した甘えを抱く傾向があることが分かりました。・・・厳しい神さまイメージを取り込んでいる人が抱く屈折した甘えは、甘えの理論では「自分がない状態」を意味します。神さまを意識しながら自信と自尊心を持てず、他者に左右される傷つきやすい自己に苦しむことになります。』
あなたにとっての「神」は、どのくらいの重みがありますか?