☆牧会者のメンタルケア
先週木曜日に牧会者のメンタルケアというテーマでオンラインセミナーが行
われました。私の所属する教職ケア室主催で、少人数の学びの予定でしたが、そ
れぞれの部門の方々に声をかけたところ30名を超える出席となり、有意義な学
びの時となりました。
私たちに必要なことの第一はセルフケア。自らの意思でリフレッシュする機会
を準備し、心を安定させることを心がけること。生活の中で少しでも異変を感じ
た時、すぐにそのことに対応する必要があります。でも自分ではなかなか感じ取
れないかもしれませんんが「いつものあなたとちょっとちがう」などと言われた
ときには気を付けた方が良いとのことです。
周りが気づいてあげる必要もあります。一生懸命歩んでいる人ほど、自分の限
界に気が付かないことが多くあります。まだまだできると思っていても、倒れる
直前ということもあります。ボクシングの試合では、打ち合っている選手には限
界が見えません。まだまだできると思っています。ですからセコンド(味方のチ
ーム)にはタオルを投げ入れて試合を止める権利が与えられています。試合を止
められて、まだ闘えると訴えている選手を見たことがないでしょうか?自分には
力があると思っているのです。周りが強制的に止めてあげなければ、限界を超え
てまでも闘ってしまうかもしれません。

セミナー講師はクリスチャンの臨床心理士で、アンガーマネジメントの専門家
でもあります。「上手に怒る人になる」という書籍を書かれています(教会図書
Biblio Lib. olive に蔵書あり)。怒りの原因をきちんと見据えることを通して、
自分自身をコントロールすることができるようになります。
アンガーマネジメントでも、セルフケアでも共通することは、日記のような記
録を残すことで、客観的に自分を見ることができるようになるということです。
霊的にも、心理的にも、良い影響を与えます。