オリーブの木の下で
- 11月29日(日)ベトナム支援のためのチャリティコンサート
アイリッシュハープが10台並びます。収穫感謝祭に合わせたコンサートですが、心が豊かにされることでしょう。入場無料ですが、募金があります。ベトナムのNgoミケール&たゆか宣教師が働く学校や施設などのために捧げられます。
- 国連が各国の幸福度を指標化した幸福度報告書(World Happiness Report)が発表されました。2012年から開始され今年で3回目となります。
経済学者らが国民1人あたりの実質GDP(国内総生産)、健康寿命、社会的支援、人生選択の自由度、汚職レベルの低さ、寛容度を変数として幸福度を割り出したもので、調査対象となった158か国中、1位はスイス、2位はアイスランド、3位はデンマークと相変わらずヨーロッパがトップを占めており、日本は46位で昨年の43位から順位を下げたということです。
戦後70年、幸せと豊かさを求めて前進してきた日本は、世界が驚くほどの成長を遂げました。2020年のオリンピックに向けて更なる変革を遂げることでしょう。しかし、実際の幸福度を比較すると実は高くないのだと気が付きます。なのに、更なる幸せを求めて、物質的な豊かさを求めていくのでしょうか? 今から、100年ほど前、アフリカ大陸はフランスの植民地でした。世界最大の砂漠でアフリカ大陸の三分の一がサハラ砂漠です。当時の飛行機は性能が悪く、フランスの飛行機はよくサハラ砂漠に不時着しパイロットが命を落としました。現地の遊牧民たちに殺されたからです。遊牧民たちはヨーロッパの文明をけがれたものとして軽蔑していたのです。そこでフランス政府は現地のリーダーをフランスに招いて先進的な文明を見学させることにしました。宮殿を見せ、近代的工場を紹介し、夜はナイトクラブまで案内しました。ところが現地の族長たちは全く感動しませんでした。しかし、ただ一つ彼らが言葉を失うほどに感動したものが滝でした。国立公園に流れ落ちる滝を見たとき、彼らはただただ呆然として、何時間もその場所を離れようとしませんでした。水のない砂漠で生きる彼らにとって流れ落ちる真水のうねりは奇跡に見えました。「そろそろ帰りましょう。」と促すと族長は「見届けてから行きます。」と答えました。「何を見届けるんですか。」と言うと、「滝の水が尽き果てるのをです。」
尽きることの無い命の泉が湧き出る、と聖書は語っています。あなたは決して渇くことの無い心の泉をお持ちになっていますか?