オリーブの木の下で

先週は今年藤沢の12人目の洗礼式が行われました(茅ヶ崎でも1人受洗されましたのでオリーブチャペルとしては13名)。お二人とも前回体調不良のため延期となっていました。赤尾姉は今年になってから礼拝にお見えになられましたが、今までも聖書に触れる機会が何度もおありになったそうです。福井県小浜市出身でお母様が来藤くださいました。そして、田中聖太郎君は小学2年生。生まれた時に献児式をオリーブチャペルの礼拝の中で持ちましたが、その時に美帆姉のご両親が出席してくださいました。神主の家系の中にあった美帆さんの家族ですが、その歩みの姿を見て、孫の式に出席してくださったのだと思います。

オリーブチャペルが、人の誕生から葬儀にいたるまで、すべての責任を担うことができるようにと願い、そしてそのように歩めていることを感謝します。前回の終活セミナーも良いタイミングで行うことができました。

牧師のもとに、葬儀の依頼が来ることがあります(結婚式の依頼が少ないのは、結婚式用のニセ牧師がたくさんいるからです)。神奈川・東京エリアで教会に所属していない方々が召された場合、ご遺族はかなり焦りながらキリスト教式の葬儀を検討します。多くの場合検討する時間はわずかしかないのですが、そのような場合に数名の牧師たちで引き受けることができる体制を整えています。

ですが、「所属している教会がない」というクリスチャンが少なからずおられることを残念に思います。そして多くの場合、家族親族の中にクリスチャンが一人もおられません。信仰が継承されていません。ですから、司式者である牧師が一人で歌い、一人で「アーメン」と祈るだけになってしまいます。もちろん仏式よりも内容がよくわかり、暗くなりすぎず、祈りと讃美をもって送ることができますので喜ばれます。「自分の時も」と願う方々が多くおられます。ですから貴重な伝道集会だと受け止めています。

藤沢での20年間、教会での献児式、入学・卒業祝い、結婚式や洗礼式、そして葬儀ほど素晴らしいものはないと痛感しています。そこには神様の大きな愛や、恵み、赦し、そして慰めが満ち溢れているからです。共に喜び、共に歩んでいくところのオリーブチャペルとして、なおご一緒に前進していきましょう。